デュタステライド

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デュタステライド



デュタステライドとは、2002年に、前立腺肥大の薬(薬品名アボダート)として米国で承認されたグラクソスミスクライン社の医薬品です。男性の脱毛の主要な原因は、ジヒドロテストステロン(DHT)であることが知られています。デュタステライドは、男性ホルモンの一種であるテストステロンをDHTに変換させる酵素(5α‐リダクターゼ)を阻止することによってDHTの生成を抑止することが証明された初めての医薬品です。5α‐リダクターゼには2つのタイプがありますが、デュタステライドはその両方を阻止することができるといわれています。AGAの特効薬として知られるプロペシア(フィナステライド)も、5α‐リダクターゼの阻害剤として知られていますが、体内で作られるDHTの約3分の2に相当する1つのタイプ(タイプ?U)のみを抑止します。2つのタイプを阻止するデュタステライドは、脱毛で悩む人にとってはプロペシアよりも良い結果が期待できるとも言えます。しかし、デュタステライドは、脱毛治療剤として承認されたのではなく、あくまで前立腺肥大症の薬として承認されたものです。使用する際には必ず専門家に指示に従うことが大切です。

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